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近年、食事習慣の改善に関して、行動経済学的なアプローチの有用性が報告されています。
たとえば、紅茶に砂糖を加える際、小さなスプーンを用意すると、通常のスプーンと比べて、砂糖の消費量が27%減ることを報告した研究もあります。
このように、より好ましい選択をするよう後押しする手法を、行動経済学では「ナッジ」と呼びます。
そんな中、減塩に対するナッジの有用性を検証した研究論文が、栄養学の専門誌に2023年6月24日付で掲載されました。
日本で行われたこの研究では、男子大学生36人(平均20.7歳、体格指数[BMI]22)が対象となりました。
被験者は、箸と一般的なレンゲを使ってラーメンを食べる群と、箸と穴あきのレンゲを使ってラーメンを食べる群にランダムに割り振られ、食後の満腹感や塩分摂取量などが比較されました。
その結果、一般的なレンゲを使った群と、穴あきのレンゲを使った群で、食後の満腹感や空腹感、おいしさの度合いに明確な差を認めませんでした。
一方で、塩分の摂取量(中央値)は一般的なレンゲを使用した群で2.4グラム、穴あきのレンゲを使った群で1.8グラムと、穴あきのレンゲを使うことで、統計学的にも有意に塩分摂取量が低下しました。
論文著者らは「ラーメン屋や食堂などで、穴あきのレンゲを採用すれば、減塩に興味のない人でも自然に減塩できるようになるかもしれない」と考察しています。
ラーメンを食べるなら"穴あきレンゲ”がいいかも…塩分摂取量に違いが
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/279422
味噌バターコーンラーメン用の奴
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Source: http://www.negisoku.com/index.rdf
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