10月29日 19時14分
京都府警の26歳の巡査部長が、SNSを通じて知り合った10代の女子高校生にスマートフォンで裸の画像を送らせたとして、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されました。
巡査部長のスマートフォンには、ほかにも少女とみられる裸の画像が保存されていたということで、警察は余罪についても捜査しています。
逮捕されたのは、京都府警亀岡警察署に勤務する巡査部長の竹橋翔平容疑者(26)です。
広島県警の調べによりますと、竹橋巡査部長はことし8月、SNSを通じて知り合った、兵庫県内の15歳の女子高校生にスマートフォンで裸の写真と動画を送らせたとして児童ポルノ禁止法違反の疑いがもたれています。
警察が、別の少女からの相談を受けて9月、竹橋巡査部長の自宅を捜索した結果、スマートフォンに女子高校生の画像が残されていたということで、29日午後、京都府内にいたところを逮捕しました。
調べに対し、竹橋巡査部長は「間違いありません」と供述し、容疑を認めているということです。
スマートフォンには、ほかにも複数の少女とみられる裸の画像が保存されていたということで、警察は余罪についても捜査しています。
【府民から厳しい意見】
京都府警の警察官がまた逮捕されたことを受けて、府民からは厳しい意見が相次ぎました。
このうち、20代の男性は、「ちょっと恥ずかしいですよね。警察だったらやっぱり見本になるようにしてほしい」と話していました。
別の男性は、「警察官の不祥事というのはいちばん取り締まられるべきで、襟を正してほしい」と話していました。
また20代の会社員の男性は、「今後の対応によるのかなと思いますので、改善につなげてほしい」と話していました。
【姫野敦秀首席監察官は】
京都府警察本部の姫野敦秀首席監察官は「組織をあげて不祥事の防止に向けて取り組んでいる最中で、事実であれば警察官としてあるまじき行為であり、じくじたる思いであります。関係する事件の被害者をはじめ、府民の皆様に対し、心よりおわび申し上げます。捜査結果を踏まえて厳正に対処します」とコメントしています。
【京都府警相次ぐ不祥事】
京都府警の警察官が逮捕されるのは、ことしに入って4人目で、不祥事が相次いでいます。
6月には京都市の山科警察署の元巡査長の男が、特殊詐欺の対策で知り合った高齢の男性から現金およそ1100万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕され、現在、公判中です。
7月には、この春、京都府警に採用されたばかりの元巡査の男が、実家に大麻を隠し持っていたなどとして、逮捕され、有罪判決を受けました。
さらに、先月から今月にかけて、京都市の東山警察署の元巡査長の男が、逮捕予定日の捜査情報を漏らした容疑者から現金200万円を受け取っていたとして、逮捕、起訴されています。
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