新型コロナウイルスの影響で離島やリゾート地を訪れる人が増えています。その一方で、地元からは「旅行を自粛してほしい」と困惑の声も聞こえてきます。

 長野県の東部に位置する茅野市。木々に囲まれた住宅には60代の男性が住んでいます。ただ、ここは別荘。元々は東京でしたが、最近はこちらがメインだといいます。原因は新型コロナ。別荘への移動の際はウイルスを持ち込まないよう注意したといいます。「外出を控えて」という呼び掛けも苦ではないといいます。こうした気遣いがない人も増えています。
 例えば、沖縄県石垣島。観光船が集まる川平湾は人もまばら。しかし、市長は・・・。
 石垣市・中山義隆市長:「SNS等の情報で『石垣島は安全だから』とか『コロナの避難で学校休みだから来た』とかそういう情報が広がり、観光客の個人の方が増えている。『自粛してもらえませんか』と呼び掛けをしている」
 解放的な気分になるのか、街中の観光客もマスクをしている人は少ないように見えます。
 東京が500人を超すなか、沖縄は一桁にとどまっています。ただ、首都圏などから観光客が集中すれば急激に悪化する恐れも・・・。石垣島には切迫した事情もあります。
 中山義隆市長のコメント(市のHPから):「感染病床が3床しかなく、二次感染等が発生し、複数の患者が出た場合、治療に支障をきたす恐れがあります」
 これと対照的なのが感染者ゼロの鳥取県。鳥取砂丘はたくさんの人でにぎわっていますが、県外からの観光客も少なくはないようです。駐車場には長野や東京のナンバーも・・・。
 県は観光客への注意は特別行っていません。これでも人は少ない方だといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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